石橋代表個人のブログ さかいハッタツ友の会

発達障害の自助グループを主宰してます。家族会と当事者会があります。開催回数と年間のべ参加者数で日本一のセルフヘルプグループです。

石橋代表のコラム

発達障害でしんどい君へ

発達障害がある故に、今しんどい子供達へ。 あなた達が行っている学校はとても変な場所です。というか狂っています。世の中は学校ほどおかしくないです。 だから、そんな変な場所で頑張らなくてもいい。どんな方法でもいいので生き残ってください。卒業しな…

当事者家族会の価値

ハッタツ友の会は、家族会と当事者会に大別される。特筆は家族会。 当事者主体の家族会。 根底に流れる考え方は「親が変われば子は変わる」それを経験した親御さんが運営してくれている家族会。子供や世間や学校や共生を変えるのではなく、親自身のあり方に…

自助会と発達障害BARの違い

質問①「自助グループではどんな活動をするのか」 石橋回答 10人前後で集まって困り事の相談や近況報告などを自由に話す茶話会。月に一回程度。ただ集まってしゃべるだけなのに、生きづらさに対して非常に効果があります。その理由についてはセルフヘルプグル…

発達障害の強みについて

発達障害とは凸凹なので、必ず強み弱みはある。ただ表裏一体だから、ひとつの特性が時と場合によって強みになったり弱みになったりする。例えば、キッチリした性格→納期が決まっているタスクだと周囲をイライラさせてしまう。 日本ではある程度のオールマイ…

長野県佐久市の自助会「サクサクムーン」

日帰りで大阪府堺市から長野県佐久市まで突撃してみました。 長野県の道に明るいTwitter友だちの律子さんとSASAさんを拾って行程7時間半… コレ早い方(笑) 途中ゲリラ豪雨に襲われたら、晴れ間に諏訪湖パーキングでパチリ。トラベルはトラブル。 無事に自助…

自助グループ設立マニュアル

自助グループに効果や役割について前章で解説しました。次は、自助グループを設立する方法をお伝えします。 10年前に比べて、発達障害の自助グループ(家族会含む)はずいぶんと増えました。しかし、都市部に集中しているため、地方ではまだまだ足りない状…

自助グループの役割

自助グループは段階に応じて様々な役割を担うのです。 〇第一段階:設立~2年程度10人程度の小規模なピアによる「分かち合いと勇気づけ」「勇気づけ」とは他者からの声掛けではなく、参加者本人の中に芽生える「生きていけるかも」という希望を指す。 〇…

コロナ禍も意外と悪くないと思っている個人の雑感

石橋尋志 さかいハッタツ友の会 代表 私は15年前から大阪府を中心に発達障害の自助グループを主宰してきました。コロナ前までは、年間240回以上開催していましたが、2020年と2021年に関しては、開催会場が閉鎖されたことにより、半数近くが休会を余儀なく…

2021年発達障害啓発週間の動画

成瀬さん、冠地さん、ありがとう。 https://m.youtube.com/watch?v=XUt15X8nP0g&feature=youtu.be

石橋の半生を描いた記事

http://igs-kankan.com/article/2021/04/001300/ かっこよく表現してもらいました。 (笑)

書籍化にむけて はじめに

私は2021年で42歳になりました。27歳の時に発達障害のひとつADHDと診断を受けました。当時は「発達障害」という言葉も知られていなかったし、成人の診断ができる病院も少なかったです。当時の私を救ってくれたのは3つの自助グループでした。 1、病院を教え…

発達障害の子を持つ親御さんへ

私はADHD当事者42歳です。自助グループを主宰し、発達障害の支援活動や啓発活動をボランティアでやっています。次に話すことは、それらの経験から思ったことであり、私の主観になりますがお話をしたいと思います。 私たちの自助グループにも、たくさんのご家…

さかいハッタツ友の会の運営方式

自助グループには、当事者を救う力がある。 しかしながら、参加者が増えるほど、主催者の負担が増え、トラブルも頻発するようになる。これによって、過去、数多くのグループが出来ては消え、拡大しては分裂した。これを私は「泡沫化・離合集散の時代」と呼ぶ…

取材してもらいました。

https://note.com/mdp1/n/n69865d3db35d 自助グループ、運営のコツ

石橋ムーンのオンライン録画

各グループのリーダーさん達が来てくれました。 石橋尋志@発達障害ADHDさんの「ライブ #653971628」https://twitcasting.tv/ihi1484/movie/653971628

お悩み相談ラジオ「親御さん編」

https://t.co/vuhhpBvZeV?amp=1 とても素晴らしいお話です。発達障害の子を持つ親御さんに、ぜひ聞いてもらいたい。 1、子育ては「自分(親)育て」2、知識やテクニックではなく「繋がり」にヒントがある。3、大人になった当事者の話は有益!4、子供の課題…

監督と劇場トークします。

「わたしたちってややこしい」 生まれつき耳がきこえない映画監督のわたしとアスペルガー症候群のまあちゃんの心の越境ドキュメンタリー。 --------------------------------------『友達やめた。』11月14日(土)より第七藝術劇場にて公開決定! 15(日)今…

他不解苦(たぷかいく)

石橋の造語です。 他者と理解し合えない苦悩を表す言葉 他人に意図が伝わらない苦悩逆に伝えたくないのに知られてしまう苦悩 コミニケーションツールが発達した現代なので余計に際立っていると感じます。 どんなに科学技術が進歩しても、他不解苦は無くなら…

自助グループを長続きさせるには?

自助会を増やすのは簡単、難しいのは継続。 ただ、継続しない理由を潰していけば長続きする。それが以下 宣伝してくれる所の確保こちらから声かけしない。いろいろ用意しない事務作業を増やさないイベントやらない規約は必須自助会で出会った人との連絡先交…

発達障害の自助グループの立ち上げ方・運営ノウハウ

ADHD当事者です。自助グループを主宰しています。 ○前提 発達障害についての世間での認知度は、数年前にくらべてずいぶんと上がってきました。しかし、まだまだ支援制度は不十分で、有効な対策は模索中というのが現状です。 発達障害の当事者、およびそのご…

オンライン講習での原稿

2/24に喋った内容です。 ハッタツ友の会は、家族会と当事者会に大別される。特筆は家族会。当事者主体の家族会。根底に流れる考え方は「親が変われば子は変わる」。それを経験した親御さんが運営してくれている家族会。子供や世間や学校や共生を変えるのでは…

大人の発達障害に対処するための5ステップ

ステップ1 ・発達障害の本を3冊読む。ネットの情報には、誤りや偏りがあるのでダメ。最新の書籍を読むことで発達障害の基礎知識がつきます。最近は図書館でも借りることが出来ます。 できるだけ当事者が書いたものをお勧めします。 ・近所の自助グループに…

発達障害 当事者団体代表としてのマニュフェスト~元事務次官の長男殺害事件について~

発達障害 当事者団体代表として13年やってきた石橋の当事者としての意見 ~元事務次官の長男殺害事件について~ 2019年12月17日さかいハッタツ友の会代表 石橋 尋志 元事務次官の事件について、被害者である長男が発達障害の診断を受けており、それらの報道…

親にされて嫌だったこと。

20歳以上の発達障害の傾向のある人限定。 1、親にされて嫌だったこと。2、親にしてもらった事で、大人になってから役に立ったと思うこと。3、自分が大人になった今、親たちにアドバイスしてあげるとしたら。4、自分が親になったら気をつけたいこと。もしく…

発達障害における受容5段階

今までに1000人以上の当事者や家族とおあいしました。その中で、気が付いたこと。 発達障害の生き辛さは、本人が自分の特性を受け入れられるやうになると軽減するということ。 その受容のためには段階があるということ。 ちょっとまとめてみました。 段階0 …

発達障害(ADHD)の人が職場で長く務めるためのコツ

ADHD41歳男、会社員です。 20代のころにADHDの診断を受けて、この特性のおかげで色んな会社を転々としました。 いずれも3年続きませんでした。 自分が飽きるということもありますし、ミスの連続で職場に居づらくなったことも。 幸運なことに、現在は…

行政や議員との取説 発達障害版

対行政との話の仕方 いろんな活動の中で、行政職員とお仕事をしたり、お話をしたりする機会が多く、そこから学んだこと。 参考までに。 1、職員と対決してはダメ 行政マンは何をするにも敵ではなく、味方だということ。 2、相手のお立場を想像してみる。 …

発達障害児を持つお母さんへ

発達障害のお子さんを持つお母様へ 私はADHD当事者41歳です。自助グループを主宰し、発達障害の支援活動や啓発活動をボランティアでやっています。その経験から思ったこと。あくまで、私の主観です。 私たちの自助グループにも、たくさんのご家族さんが来ら…

発達障害について、よくある反応

発達障害について、よくある反応「なにそれ、なんでも病気にするんやね」→そもそも病気ではないですよ。「病気を言い訳にしてるだけやろ」→言い訳にしたことはありませんよ。ただ理解して欲しいだけです。「お前はそんな障害に該当しない」→いやいや、そもそ…

大人の発達障害(ADHDなど)についての質問に対して、「まずは診断を」という回答は間違っているし、質問者はそういう回答を無視していいと言える理由

ADHDの当事者です。26歳の時に診断を受けました。発達障害(ADHDなど)についての質問に対して、「まずは診断を受けてから」という回答は間違っている!と断言できます。質問者はそういう回答を無視していい、と言える理由は以下です。1、そもそも…