今までに1000人以上の当事者や家族とおあいしました。その中で、気が付いたこと。
発達障害の生き辛さは、本人が自分の特性を受け入れられるやうになると軽減するということ。
その受容のためには段階があるということ。
ちょっとまとめてみました。
段階0
無自覚状態
自分も周囲も発達特性に気が付いていない。特性による問題は発生しているが、大事に至っていないことが多い。
段階1
ひょっとして?状態
自分、または周囲の近しい人が気付く。特性による問題はそこまで深刻ではない。
段階2
否認状態
診断が出た後、この状態になることが多い。自分のもっている発達特性を認めたくない状態。努力や小手先の工夫で、特性や困りごとを克服しようと試行錯誤する。
段階3
特性受容
自分で自分の特性を受け止められるようになる。この時、周囲にも自分の特性を認めてもらいたくなって、逆にしんどくなることが多い。
段階4
自己受容
「こんな特性を持っている自分でも生きていていいんだ」と自信が持てるようになる状態。
この状態になっているひとの多くは、生き辛さのトンネルを抜け、自分の人生を選択できる人になっている。
あなたの今のしんどさは、みんな通ってきた道です。
もがいてもがいて、もがきたおそう。
道は必ず開ける。