質問①
「自助グループではどんな活動をするのか」
石橋回答
10人前後で集まって困り事の相談や近況報告などを自由に話す茶話会。月に一回程度。ただ集まってしゃべるだけなのに、生きづらさに対して非常に効果があります。その理由についてはセルフヘルプグループの研究をインターネットで検索してみて下さい。オープンダイアログと同様の効果があります。
質問②
「自助グループに参加した人は、参加した前と後では表情に差はあるのか」
回答
ハマる人だと数ヶ月で顔色が劇的に良くなっていく。初参加の時は青い顔していた人が自助会で自信を取り戻して、今では一つの会を主宰するまで回復した事例も。
質問③
「生きづらさを抱えている人は、BARと当事者会のどちらに行けばいいのか」
回答
どちらからでも行きやすい方で良いと思います。入口はいろんなバリエーションがある方が良いと思うから。
実際のところ、多くの参加者は自助会が先で、その後に発達障害BARに行くようになると推測している。
質問④
「当事者会と発達障害バーとの大きな違いは?」
回答
最大の違いはお酒が入るか入らないかですね。お酒が入れば会話がはずむと言うメリットがある一方、トラブルも起こりやすいと言う諸刃の剣。発達障害バーは主催者に、自助会より人間関係の力量が求められると感じています。自分に自信がない人は自助会にどうぞ。
あと、コロナ禍だと飲食を伴うBARイベントは開催が困難になってますね。自助会は少人数、ソーシャルディスタンス、飲食なし、マスク着用、手指消毒でコロナ禍でも開催しています。
質問⑤
「発達障害で生きづらさを抱えている人にアドバイスがあれば一言お願いいたします」
回答
求めれば逃げていく。
あきらめれば手に入る。
石橋尋志